2019-08-20

澤寛 展覧会「亡き者たちの記憶と踊る」


この度、澤 寛 展覧会『亡き者たちの記憶と踊る』をALにて開催いたします。

澤寛は2018年にALにて「RAPTURE」を発表し同名写真集を刊行の後、
同年NHKドラマ「ワンダーウォール」の写真展をALにて開催し写真集「WONDERWALL」を刊行、
さらに京都大学学生寮である吉田寮をモチーフとした、場所の記憶をテーマにした写真展「POLISH」を
旧京都市立誠小学校内立誠図書館の壁面にて発表し、同名写真集を刊行。
また、2019年のKYOTOGRAPHIE KG+では「RAPTURE」の巡回展が開催され、
同年5月には「Heavens of Light ,Planet of Solitude -ある星、地上の孤独」をALにて発表、
同名写真集を刊行するなど、精力的に作品を創出・発表し続けています。

本展では、新作写真と共に、澤寛が執筆した「目眩」「焚書」「死人は梔子」「迷信」「光」「死に際の出来事」「発芽」の各タイトルから成る文章で構成された作品を発表いたします。
澤寛の視線から抉り出される現代社会の光と影、そして、ものの記憶にまつわる考察、澤寛が紡ぐ写真と文章の世界が、今と未来の距離を感じさせるのです。十数年の間、キャラクターデザインを通して映画という物語に捧げてきた澤寛の眼差しをこの機会にぜひ御高覧ください。


澤 寛 / sawa kan 「亡き者たちの記憶と踊る
会期:2019年8月30日 [金]  - 9月8日 [日]
会場:AL www.al-tokyo.jp
住所:東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1F
時間:12:00〜19:00 会期中無休 入場無料
電話:03-5722-9799

【会期中イベント】
オープニングレセプション:
 830日 () 18:00-21:00

※会期中のその他のイベントは決定次第ホームページ・SNSにて発表いたします。

<展覧会概説>
誰かの顔が燃えている。
誰かの顔を燃やすことと、その肖像を燃やすことは何が違うのか。
誰かとその彫刻は何が違うのか。
その熱が目の前まで迫っている。
眼の見えないふりをして、鼻が利かないつもりの私たちは、今も誰かが燃やされていることを知らない。
今、この時も、街が焼け焦げ、心が燃え尽き、誰かの顔が燃やされている。

(澤寛『焚書 -亡き者たちの記憶と踊る-シリーズより)


PROFILE | 澤 / Kan Sawa
2005年より映画作品にて、三池崇史、大友啓史、陳凱歌、福田雄一、石井聰亙、園子温らの監督作品へ、衣裳デザイナー、キャラクターデザイナーとして、澤田石和寛名義にて参加。映画『十三人の刺客』(2010)、『パンク侍 斬られて候』(2018)にてアジアンフィルムアワード ベストコスチュームデザイナーにノミネート。主な作品は、「るろうに剣心」三部作、「Caight In the Web」、「秘密 THE TOP SECRET」、「蜜のあわれ」、「ANTIPORNO」、「ひそひそ星」、「TOKYO VAMPIRE HOTEL」など。映画監督によるミュージックビデオへの参加作品にAKB48「僕たちは戦わない」、吉川晃司「SAMURAI ROCK」、前田敦子「SELFISH」などで衣裳デザイン、キャラクターデザインを担当。
広告ではBLACKBERRY <SAMURAI>、宝島社<樹木希林 死ぬときくらい好きにさせてよ>KDDI<au三太郎シリーズ>FUJITSU ARROWS <割れない刑事シリーズ>など数々の企業広告に参加。 
演劇では、2018年東京芸術祭メインアクトであるジョルジョ バルベリオ コルセッティ演出「野外劇 三文オペラ」のほか、本谷有希子、紀里谷和明らの演劇に参加している。
写真と並行し、ショートフィルム「VERY」、「THE WITCH, DEMONS, AND THE ELFKING —魔女と魔王と悪魔たち—」、ミュージックビデオ「CONFUSION THE LIVE」を監督。

 2018年より作家名を澤寛(Kan Sawa)とし、作品の発表を始める。悲劇に見舞われ、整形で顔を変え、それでも生きる女性を神秘的に撮り下ろした「RAPTURE」をALにて発表したのを皮切りにKYOTOGRAPHIE KG+でも開催。NHKドラマ「ワンダーウォール」ではキーヴィジュアルの撮影とポスタービジュアルのディレクションから写真集の制作までを請け負う。築100年を越す学生寮の記憶を撮りためた「POLISH」を旧京都立誠小学校内立誠図書館壁面にて発表し、2019年世界中で撮りためたスナップと自己の記憶を重ねることで、自己と記憶を揺さぶる媒介をテーマにした「HEAVENS of LIGHT,PLANET OF SOLITUDE」をALにて発表。