2017-02-03

第9回 恵比寿映像祭 地域連携プログラム「The Reading ―三田村光土里 尾角典子」






TRAUMARISALは、前回に引き続き共催にて「恵比寿映像祭2017 マルティプルな未来」(東京都写真美術館主催)に参加いたします。

今回は総合テーマに合わせ、「あいちトリエンナーレ2016」にも参加した国際的に活躍するアーティスト 三田村光土里と、ロンドンを拠点に活動する映像・造形作家の尾角典子による二人展を企画いたしました。
会期中の2/18()には、ダンサー・振付家 岩渕貞太と出展作家・尾角典子の2013年以来のコラボレーションにより、タロットの複雑な意味をもつ絵柄を独自の身体言語で読み解くパフォーマンスを開催いたします。

6日間の会期ではございますが、みなさまのご来場・ご高覧をお待ちしております。





The Reading  三田村光土里 尾角典子




自身のもとへ漂着した品々をすくいとり、独自の文脈で読み直す、都市のエアポケットからタイムスリップするようなインスタレーションで「あったかもしれない人生」を紡ぐ、三田村光土里。

英国の工業都市ダービーの招聘によって、古い雑誌や広告のコラージュによるタロットカードとアニメーション映像を滞在制作し、土地の歴史や伝説から物語を炙りだした、ロンドン在住の尾角典子。

多様な未来に向かう人生を待つ答えは1つとは限らない。

ヨーロッパと日本を拠点とする2人の作家の目を通して、未来に複数の答えが待ちうけるこの世界を複眼で読み解く。



日時≫
平成29214 (火) ~ 219日 (日)
13:0021:00 会期中無休
214日 (火) 19:00 オープニングパーティ
(料理:南風食堂)

218日 (土) 19:30 岩渕貞太ダンスパフォーマンス、終演後クロージングパーティ(料理:food & things


≪会場≫

AL
東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1F
TEL03-5722-9799

http://www.al-tokyo.jp/


≪入場料≫

展示観覧 500円 (1drink付)
2/18 (土) 岩渕貞太ダンスパフォーマンス    
19:30 開演  ¥25001drink込)




≪出品作品≫

三田村光土里《Luna Park2015
MITAMURA Midori, 映像インスタレーション
「タイムスリップしたような退廃的な街並みの前橋。雑居ビルの踊り場に首から吊り下げられて風に揺られていたビニールのカラスが、角度を変えると命が吹き込まれたように飛んで見えた。異次元へのエアポケットが実は日常のいたるところに散りばめられているような、世界とはそういうものなのかもしれない」(三田村光土里)
20世紀初頭、世界中に建設されたLUNA PARK(ルナパーク)は、多くが閉鎖された後も遊園地の代名詞となっている。人は、大人も子どもも「ここでないどこか」へ旅したいと夢見て、遊園地は少しばかりのスリルやいかがわしさ、作りもののフリークスたちがひと時の非現実へ誘う。高度成長期 の西洋趣味も遊園地に似て、ここではないどこか豊かな世界へ、手っとり早く連れて行ってくれるハリボテだった。錆びついた「あのころ」が置き去りにされる街並や盛り場のネオンサイン、継ぎ接ぎに増改築された和洋折衷の家々は、記憶の中に住所 のない地域性を形作り、奇妙な心象風景が私のルナパークとなって現れる。 
Luna Parks were built around the world at the beginning of the 20th century, and its name remains synonymous with amusement parks, even after many of the parks have closed. Children and adults alike dream of visiting a “different world”, and amusement parks call out to fans of the light thrills, the “indecent” fun, and fictional freaks of amusement parks, drawing them to a momentary world of fantasy.
Western styles became a way to instantly decorate for Japanese people were interested in the West during the period of rapid economic growth in a way that was similar to amusement parks – a means to quickly take us to a lush, different world. The streets and neon lights of the amusement district and the altered half-Japanese, half-Western houses left behind from those rusty times create a mental off-the-map locality that manifests itself as a personal Luna Park with a strange imaginary landscape. 



尾角典子《The Interpreter2015
OKAKU Noriko, コラージュ、アニメーション映像


英国の都市ダービーの公式プロジェクトとして招聘され、滞在制作したタロットカード原画とアニメーション映像。ダービー州が産業革命以降、工業都市として繁栄してきた歴史と、土地にまつわる伝説や物語を、コラージュ技法ならではの複雑なレイヤーで交錯させ、深い洞察に基づく作品に織り上げた。また、タロットカードという伝統的なメディアの特質を生かし、過去の記憶や物語をもとに「多角的な見方で個人の未来を占う」という行為を通して、多様な解釈と翻訳が可能な歴史考察と人生の価値との関わりを表現している。さらに、英国を拠点とする日本人アーティストの視点から、日本と英国の文化的差異を超えた「解釈、翻訳」に言及している。
関連企画として、日本を拠点とするダンサー・振付家が、タロットの複雑怪奇な絵柄を「The Interpreter」として新たな解釈で読み解き、身体言語によって作品化するコンテンポラリーダンス公演を開催する。
The Interpreter is representing Okaku’s interpretation of deep observation of Derbyshire where still remains historical glimpse of industrial revolution and strong druid culture. 
Derbyshire is not a popular area for Japanese people to visit - it will be significant to introduce this new area to Japanese audience. Furthermore, since this work is about excavating personal stories. Such as ‘giving sight to the invisible’ - It will be interesting to ask the audience how they interpret the UK oriented work in their Japan oriented mind, especially the work is made by Japanese artist, living in UK. 
We would like to involve performing arts as an extension of this work in Japan. Our plan is to invite Japan-based choreographer/dancers to represent their ways of interpretation of Okaku’s work.





企画:住吉智恵(TRAUMARIS